Thursday 5 September 2013

CELTA受講記その6 Focus on the Learnerの書き方

一発Pass&Excellent評価をもらったので、どう書いたかを記録。

初のライティング課題、どう始めたらいいかわからないのでまずはgoogle検索。
公開されている元受講者のサンプルを読んで参考にしようとしたけど
その中にはこんなんでいいの?ってくらい作文としてレベルが低かったり
英語がいけてなかったりするのもありましたね。
内容も校生も己を信じて自己流でいくことにした。

●書く前に最低しておくべきこと:
1.録画(音)したインタビューから、課題表紙rubricにある、学習経験やニーズetcを箇条書き
2.録画(音)したインタビューから文法・発音・語句の間違いを拾って書き起こす
3.生徒に書いてきてもらったライティングの添削
4.2と3から生徒の弱点を分析、いま一番重要な課題となる文法エリア2点、発音1点を決める

これが済んだら、とにかく書き始めるだけ。
私は生徒について徒然書いてるうちに、まとまってきました。
各パラグラフのsub-heading(↓参照)だけでも書いてから始めるとやり易さが違うかも。

●パラグラフ(段落)構成、私の場合:
1. Learner Background
2. Language Skills
 2-1. Learner Styles, Preference and Needs
   2-2. Listening, Reading and Vocabulary
   2-3. Speaking and Writing
3. Areas for Improvement
   3-1. Past tense (Grammar area 1)
        Problems
        Materials/Activities (to suggest)
   3-2. Articles/Determiners (Grammar area 2)
        Problems
        Materials/Activities (to suggest)
   3-3. Lengthening of Vowels (Pronunciation area)
        Problems
        Materials/Activities (to suggest)
4. Bibliography
5. Reference List
(添付)
・生徒のライティングのコピー
・Materialsのコピー

●字(語)数制限について:
これだけの内容を1000語でやれ、って冗談みたいな話です。
DELTAでは非常に厳しくて文字数を超えた分は減点だとか。
CELTAではそこまでではないけど、字数制限以内に収めるって大事ですよってこと。
一番書くのが簡単な部分は生徒の紹介文にあたるLearner Backgroundなんだけど
提出した最終稿では初期の半分近くに削ったし。。。
通常ならレポートって、IntroductionとConclusionを入れるのが普通だけど省きました。
1000語以内にまとめるには要点だけに絞らないといけないので。
でも通ったし、このレポの場合は表紙もついてて両方とも自明だしね。

ところで面白かったのが、クラスのイタリア人曰く、
「イタリアではレポートや論文に文字制限なんてない、
書きたいだけ書けばいいのが普通だからこの作文はキツかった」
へー。イタリアの国民性がちらり垣間見えたような。

●仕上げるまでの注意点:
・生徒の分析には“証拠”を含めないといけない。
 たとえば、インタビューのtranscriptまで書き起こさなくてもいいけど、
 代わりに証拠として本文にerror例を入れる必要あり。
 Accuracy of factual contentが採点基準てことは「この人はここが弱い気がする
 のように、印象で話をしてもダメだということ。
・コースブック2冊を生徒の問題点の改善アクティビティに参照しないといけないので
 これを探すのに一苦労。いろんなコースブックを見ましたが、English Fileが超優秀!
・参考文献の引用を本文内に含めると「お、ちゃんと本読んで調べてきたな」と印象◎。
 引用しなくても、何か結論づけるときに(~参照)と書かないとダメね。
・↑の4. Bibliographyで読んだ本、使ったコースブックを列記。これないと落とされる。
 実際、ネイティブの新卒若者が落とされてました。
・5は添付文書を列記。これも常識かも。

●プラスになったこと:
・私がいいね!評価を受けたのを一つ。
 Cambridge Dictionary Onlineで検索すると頻出語はCEFRのA1~C2でグレード分けされる。
 たとえば、contradictで検索するとC1と出る。なので、生徒の語彙力を評価するときに
 「B2の語彙を使いこなし、C1やC2語彙もちょろちょろ出てくる」とか書くと、信憑性が増すわけ。
・Learner StyleについてHarmerの著書を引用したんだけど、実は読んだことも触ったこともないw
 講義中にLearner Styleのプリントをもらって、中の語句で検索したら、同じ本を引用した
 Focus on the Leanerレポートが出てきた♪そのままページ数と参考文献を丸写しーw
 本当なら引用ページを自分で探したり、意外と時間食うんで。

これ、提出前夜になって突如文法エリアその2を変えたり、教科書を変えたり
完璧を目指したおかげで、めちゃめちゃ労力と時間を消費しました・・・
次のエントリーでサンプルとして載せます。

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