無銭旅行

と、言っても完全無銭旅行はさすがに
いきなりはハードル高すぎますが、
旅の出費三大要素、移動・食事・宿泊費
削る方法を紹介します

【移動】
1.歩く
市内など5kmくらいまでは歩いてしまいます。
東京都内も歩けるところは歩ける!

2.ヒッチハイク
時間さえあれば、これに勝るadventureはないかもしれません。
拾ってくれたドライバーとの会話、誰が止まるか、
どこに行き着くかわからない前途不明感。
なかなか車が止まってくれないと焦る自分との精神的な闘い。
一度経験してみないとわからないなーこの感覚。

初めての人はヒッチハイク用パートナーを見つけるといいです。
男性と女性のペアはお互い安全だし、
ドライバーにも安心されやすいのでおすすめです。
hitchwikiがバイブルです。
特に大きめの都市から出るときに役立つけど
ある程度コツをつかんだら、
Atlas(道路地図)が一冊あれば足ります。

ここまでが無銭移動案。


3.Ridesharing/Carpooling
長距離運転する予定の人が、どこまで乗せますよ、
と募集しているサイトを使います。
「rideshare “国名”」で検索すると出てきます。
電車やバスは高い、でもヒッチで待ったり
冒険する時間がないときはこれ。

BlaBlaCar これは何回か利用してる。
友達とガス代シェアする感覚で、それが他人なだけ。
何月何日移動地点で相手を探して連絡すると約束が成立。
みんな割り切って使っているので結構大丈夫です。

4.格安航空会社
ヨーロッパならRyanair、Easyjetなど。バスより安いことも。
難点は燃料消費。地球に優しくないので
時間に余裕があれば避けたいです。

5.バス
イギリスではmegabus、空港行き来ならeasybusが激安。
ヒッチハイクするより安いこともある
ただ、その便の最初の1チケットのみが1ポンド
2人目からは値上げする仕組みなので余裕をもって事前予約要。


【食事】
1.Work Exchange
WWOOFWorkawayHelpXなど
オーガニックな農家中心。20ドル前後の初期投資が必要ですが、
それで数カ国(WWOOFは国ごと)のホスト(ファミリー)に連絡がとれて
食費と宿泊費が1年間浮くなら安い。
いちホストにつき2週間以上の滞在が一般的。

農作業、建築やレストラン・家業を手伝う対価として、
寝床とタダ飯が提供され、ホストや世界各国から
参加している他のヘルパーとの交流が楽しめます。
時間があることが大前提ですが、
ホスピタリティや文化交流農業や料理の習得など
観光以外にも濃く深くその国を楽しみたい人には
ある意味最高の無銭旅行法かもしれない。

2.Dumpsterdiving/bin-diving
記事にしたけど、いわゆるスーパー裏の廃棄食品漁り。
アメリカ・イギリスを筆頭に、
モノが溢れる先進諸国では使えます。
その国の事情はTrashwikiで事前調査可能。
実態はNYCでのビデオが充実しています。
フランスでのビデオも参考に!

スーパー裏以外にも、青空市、ちなみに
築地市場とかも意外といけるらしいです。

3.レストランで頼み込む
私はさすがに未経験ですが、皿洗うから一食お願いしますと
ダメモトで頼むと成功することがあるらしい。
残飯ももらえる可能性もありなのでほんとにお金ないときに。

ちなみに、人が去ったあとのテーブルに座って
残った飯を食うというtable divingという領域も。
これ、実は合席した人に残ったご飯をどう?と言われて
食べたことがある。なので間接的には経験ありです(笑)

4.残飯シェアリング
詳細はこの記事で。最近は残飯シェアAppもあるし。
ドイツでは、調理した残飯ではなく余った野菜をシェアするんだと。

【宿泊】
1.Couch Surfing
無銭旅行のといえる。
世界各国に利用者がわんさか。日本でも探せます。遠くの友達をたずねるとき友達の家に泊まることありますよね。
カウチサーフィン(CS)では、会うまでは他人
会った瞬間から友達として泊まるので同じことよね?って。

「見知らぬ人の家に泊まるなんて気を遣うし・・・」
そんな人はホステル・ホテルへどーぞ。無理は言いません。
ただ、旅・旅行って ただ観光地を巡って
美味しいもの食べるだけの時代はもう終わったと思う。
宿や観光地、移動中に他の旅行者や
現地人と話してこそ旅の経験だと思うんです。

CSは、宿泊させる、させてもらう、という
hospitality exchange(ホスピタリティの交換)ですが
「ひとつ屋根の下で」「(短期間だけど)共同生活」なので
ただ通りすがりで話すだけの人より深く交流しやすい気がします。

「見知らぬ人の家に泊まるなんてなんか怖いし…」
そのためにプロフィールの自己紹介があり、
紹介文(reference)があります。
CSでは、基本このreference制度で
個人の信用が成り立つようになっていて
ハズレや気まずいシチュエーションはあったけど
怖い思いをしたことはないです。

プロフィールとreferenceをじっくり読んで、
会う人、泊まる人、泊める人を選べる。
私はランダムに話した他人の家に
そのまま泊まらせてもらえたことがありますが、
いつもそうラッキーにはいかないし、
変な人もいるので安心感はあります。

ちなみにCSの利用意義は
宿泊だけにとどまらず、旅のお供(travelmate)、
ハイキング仲間・フェス同行者、地元で飲み友募集など
旅行できない・泊められない人にとっても
出会い、語学学習、仲間発見、情報交換のきっかけになります。

昔のMIXIのようなものかと。
これで出会って付き合った・結婚した人もいます。
実は私の今の彼夫(2013年8月 結婚しました!)
ここでたまたま宿をオファーしてくれたhostでした(。・ ω<)ゞ

ちなみに慣れると、
「CSだと気を使って面倒いから野宿した彼氏夫談)」
さすがに女一人で野宿はしないけど、
面倒な時はホステルとかAirBnBとか使います。

2.Work Exchange
食事に同じ。

3.Campingまたは野宿
テント、寝袋必須。夏はそのままやハンモックの人もいますが。
私は何を隠そう、自立型のPOP UP DOMEという
蚊帳を持って旅に出ました。
が、テントなし野外泊じゃなければ必要ありません(笑)

4.鉄道駅・バスターミナル・空港
比較的安全、寝てる人よくいる。私も経験あり。
ただどこでも寝れるわけではないし、事前に調査が要るかも。
空港で寝たレビューのサイトもあります。
何回か泊まったけど、アリです。

5.車中泊
8時間以上の移動なら、
夜発朝着のバスで1泊分の宿泊代を浮かす。
珍しくもないですね。前からよくやる方法。
長距離バス、インドやトルコなど安い国なら列車内も。


ちなみにこれは私の個人的な気づきですが、
金銭・時間効率・利便性を削るほど、
人同士の関わり合いに気をつけるし、
つながりや親切を経験するようになる。

かかる時間と比例して、人間らしい旅になっていく。
旅の経験が精神面でより充実する。
そう感じました。

技術化・都市化して便利になればなるほど
他人との関わりが希薄になる現代社会、
そこを逆行してみると、人間っていいなあって思うんです。

ただのケチや、freeloaderにとどまらない
人を動かさなきゃいけない。
“みりょく”鍛えられますよ~。ってドラクエか。
そういう活動をする人をFreeganフリーガンと呼ぶ。
Oxford Dictionaryにも追加されたれっきとした英語w

そしてもう一つ大事なのが、エコ。
自分が生きてることで地球に与える影響を減らせる面もある。
=reduce carbon footprintと表現する人もいます。
この見方は、まる一つウェブサイトを使ってもいいくらい深い。
今日は「無銭」についてなので、これはまた後日。

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