Friday 30 August 2013

CELTA受講記その5 Focus on the Learnerの生徒への対応

-Focus on the Leaner (3週目の木曜提出)
3つある作文課題の中でも、
これが一番やることが多いと思われます。
一歩間違えるとかなり焦ることになるので、
とりあえずスムーズに進めるコツを3つ。

1.クラス初日から、生徒たちと話しまくって
使えそうな人を早く見つけること!
午後は授業→即反省会で、
生徒とコミュニケーションをとる時間は意外とない。
・出席率が高そう(授業中の発言を観察するため)
・せめて2週目の終わりまで出席する予定
・協力的で信頼できそう、できれば几帳面そう
そういう人がいいと思う。

2.最初の週、できるときにすぐインタビューをしてしまう。
・質問する項目を書き出して、聞き漏れのないようにしましょう。
必ずデジカメやスマホで撮影or録音。
 生徒が緊張しすぎないように斜めから撮ると◎
・邪魔の入らない空いた教室などで行います。
・私の場合30分近くと長くなりましたが
  生徒のエラーのサンプルがいっぱいとれました。

3.宿題作文はさっさと作って期限付きでお願いする。
お題はなんでもいいのですが、
生徒にとって少し難しい問題がいいです。
こなせるけどミスをしそうな。
例えば文法力が高く書くのが得意な生徒だと、
タスクによってはほぼノーミスで、
せっかく書いてもらったサンプルが
結局あまり役に立たない可能性があるからです。

私の生徒はupper-int~advancedだったので、ケンブリッジFCE/CAEを
一部パクった4題(↓そのまま載せます)から一つ選んでもらいましたw
ケンブリッジ検定はほぼ各レベルごとに試験があるので、レベルが下なら
 KETやPETのライティング問題をまるまる使えば参考にすれば、
ほぼ間違いなく生徒に合った難易度の作文が出せると思います。
このサイト、メアド登録で無料でDLできるみたいですー。

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Writing Task
Due date: 5/8/13
(必ず期限を設定しましょう↑)

 Choose one of the options below and write your answer in around 300 words.
(
レベルに合わせて文字数を指定) 

Try to complete it within 60 minutes. Do not use the Internet/dictionary once you have started writing.

a. Story
Create your own story (or write your favourite fairy tale etc. from your memory) starting with “Once upon a time…”.

b. Opinion essay
“As mass communication and transport continue to grow, societies are becoming more and more alike leading to a phenomenon known as globalisation. Some people fear that globalisation will lead to the total loss of cultural identity.”
Write your response to this text.

c. Letter
Write a letter of complaint to a travel company about the accommodation provided on a package holiday.

d. Article
Write an article for your school magazine in which you argue that schools should... e.g. spend more money on computer equipment (you choose your topic).

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課題に必死で意外と忘れがちなのが、生徒へのフォロー。
こちらの目的に時間を割いてくれている、
一人の協力者として接するべきだと思います。
実際、提出してくれた翌日に
「添削してくれた?」と催促されました(笑)
添削するときはcorrection codeを使うとやりやすいし
エラー分析もしやすいです。
私は直前まで現地の語学学校に通ってた強みで
そこの生徒がもれなくもらう
ブックレットの中のライティング用feedback sheetに
今度は講師としてそのまま書き込んで渡しました。
Content/Communicative Achievement/Organization/Languageの観点で
しっかりfeedbackしましたよ。
(↑はケンブリッジ検定のcriteriaなので間違いない)。

生徒フォローはこのコースでは評価の対象にならないし
単に自己満かもしれないけど、
「この人の英語上達のために」という気持ちは
この課題の本質と通じていると思うので、
いい作品を書き上げるのにも役立つはずです。

ちなみに、私の生徒はc. Letter of complaintを選んで
立派に書き上げてくれました。
それでも赤だらけになったので、
(当然ネイティブにも二重確認してもらいました)
私自身が生徒だった時代にしていたように、
書き直してメールで送るよう約束したんですが
あれから3週間、音沙汰なしです(笑)
本人のためなんだけどね~。 
最終稿(その人についてのレポートなので)に興味があったら
送るよとまで言いましたが、本人から再提出
もしくは直接くれと言ってこない限りはそこまでしないつもりです。

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