Thursday 15 May 2014

家探し@オクスフォードの苦悩

居候を続ける大家の元彼おっさんがいる家で
おっさんの肩をもつ大家に
「料理回数が多い、台所を使う時間が長い」
と言われ、出て行く宣言をしたミソと私。

この時点で住む家が決まっていたわけではないけど
土曜に2件の内見があって、
なんだか見つかる予感がしてたんで
見切り発車したのが苦労の始まりでした…

1件目は古株テナントSの紹介のstudio=ワンルームの
annex=家の一部を改造して独立玄関を取り付けた部屋)
£500+光熱費と、
2人で住む場所としてはかなり安いほうだし
コンロもStudioにしては珍しいガスだから
有望かもと思って行ってみた。
しかし暗いし、汚いし、明らかにスタンダードが低い。

オフィスで使うような蛍光灯使ってるし、
これじゃ落ち着けないのでお断り。

2件目は偶然1件目の近くの改装中シェアハウス。
住み込み大家が1人と聞いていたが実際は、
小さいシングルの部屋に
もう1人テナントが決まっていて。
大家は夫と子供2人の計4人家族が
部屋の1つに住む予定だという。
子供部屋とかなくていいわけ??

大家は若いパキスタン系で、
ひと家族ひと部屋って文化っぽい。
そういえば去年短期で間借りしてたネパール人家庭も
寝室は夫婦と2人の子供が一緒だった。
けど、ちょっと多すぎでしょとお断り。

期待して退去通知したのに早速これで
気勢をそがれた私たちだが、くじけずに
全力で問い合わせと内見を始めたのでした。

が、カップルで住める部屋がなかなかないし
自分で借りる家は高い!確実に東京より高い!!
しかもOxfordはロンドンに次いで家賃が高いとか。
かんべんしてくれー
好きでここに決めたわけじゃないんだが(涙)

予算は、光熱費込みで2人で£800(14万円程度)
条件:ガスコンロ、お風呂が使える、庭がある、
シェア人数が
もうひとカップルと想定して最大2人。

家探しによく使われるサイトを使って探しました。

Dailyinfo 投稿数はここが一番、地元総合サイト。
http://www.dailyinfo.co.uk/
Gumtree Oxford 総合広告サイトのOxford版
http://www.gumtree.com/oxford
Spareroom 個人用のUK家探し専門サイト。
http://www.spareroom.co.uk/
Rightmove Agencyの物件のみリストしたウェブサイト
http://www.rightmove.co.uk/
Zoopla Rightmoveの類似サイト
http://www.zoopla.co.uk/

上から3つが個人貸主が多く投稿するサイト。
アメリカで人気のCraigslistはここでは役立たず。

個人サイトの広告には、
載ってる電話番号にSMSを送ったり
直接電話をかけたり、メールを送ったり
いろんなアプローチがある。
今回いったん決まるまでに連絡をとった電話番号を数えたら
なんと60人の広告主に連絡している計算w

他にもサイトからメールを送ったり、
直で電話しただけの人もいるから、
コンタクトした人数でいえば
軽く80件超えてるんじゃないかと。
ちなみにこれ、ミソがコンタクトした人数は含まれてない。

特に広告に情報量の少ないDailyinfoだと、
連絡してみたらカップルNGだったり、
他に5~6人住んでる家だったり。

実際に見に行って気に入った家もあったんだけど
こんどは、借りる側の競争が!!
5月って、引っ越したい人、
Oxfordに越してくる人が超集中してる時期だったぽい。
内見の約束をした後に、
もう借りる人決まりました、って言われたことも。

さらに、カップルお断りな家がざらなので、
あぶれてるカップル同士の競争が激しい!

最初に住んでもいいなーと思ったフラット£700は、
よしここにしようと意思表示した翌日に
「他の人に貸すことにしました~」と言われ。

キッチンが素晴らしくシェア相手が若い銀行員一人
という好条件で£650コミコミの家は、
私らが見た後に6件くらい内見が入ってて、案の定貸主から連絡なし。

おなじく、素敵なキッチン、素敵なガーデン、
エコな50代カップルとシェアな£700の家は
計3組のカップルが内見、結局知り合いに決めたと。

最後、ダブルじゃなくてシングル2部屋借りようぜと
ミソの職場から徒歩2分、目が悪いおじさま一人とシェア750は
曰く、広告載せた日に10件の連絡が入ったとかw
私らの後にマンチェスターからはるばる見に来て、
2~3年は絶対住みます!と宣言した他カップルに貸すことにしたと。

個人貸主はここが頼りないのよね。
この状況では、背に腹はかえられないとagencyもやりました。
不動産屋で借りると光熱費(市民税も含め)が含まれないのが普通なので
家賃に加え£250ほど毎月の出費あるし、
手数料かかるし1年契約だけど。

見ていいなーと思った家は、
月£800で1部屋+リビング+庭
月£925で2部屋+リビング+箱庭
月£875で2部屋+リビング+庭

内装がブルー系で統一された
最後の一軒はこんなかんじ。














これならいい!と決めかけたのが家探し最後の週となった土曜日
一部屋誰かにサブレットして毎月の出費を抑えればいいし
と申し込む気満々で不動産屋に連絡したら月曜まで待て、と。
他に希望者がいたら必ずしも借りれるわけじゃないと言われ。
10軒以上見てきて、いいと思ったところがとられてしまう
という憂き目に遭ってきた私たち、もうパラノイアw

ふとDailyinfoを見たら£625込みの家があったんで連絡してみた。
風呂、庭、ガスコンロ、他2人とシェア、と条件を満たしてたので
保険として見に行ったのがagencyに意思表示した次の日、日曜。
経年劣化があってスタンダードは少々劣るが、
キッチンは大きくてきれいだし、貸主も私たちが気に入った様子。
自分らで借りるのに比べて、
月£500近く安い、手数料かからない、
最低6ヶ月契約というこの家に決め!
月曜に手付金を渡して取り置き約束に取り付けました。

振り返れば、、、
4月17日 渡英、入居
4月19日 決定的ハプニング
4月25日 退去通知
5月12日 やっと決定!!

当初の退去予定は5月17日(土)
ギリギリww
週末に作業をしたいので、
17日から入居を申し込んだ。

前に引っ越した一昨年12月は4~5軒見て決まったのに、
今回内見した家は、私が憶えてるだけで14軒

探し始めたのがおっさん事件翌日。
仕事中にagencyに電話してるのを上司に咎められたり、
時には昼休みに内見に行ったり。
道に迷って、大雨の中自転車で探したり。

気の遠くなるような3週間でした。
くじけず粘り強く頑張ったわたし(たち)。

しかし今回決めた相手も、ぶっちゃけ会ったばかりだし
これから何が起こってもおかしくないのが個人貸主の欠点。
実際、ミソは今年頭に気に入った部屋があって、
デポジット£400を渡した後に詐欺だと発覚。
£100ほど返ってきておりません。

つまり、今週土曜に無事鍵をもらうまでは
まだまだ安心しきれないのです。

続く。

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