Sunday 13 October 2013

スロバキアの秋はクルミ狩りで決まり。

結婚して初めての彼の実家訪問です。
ていうかもうまる2ヶ月経ったのねー

ていうか、「彼」とか「旦那」とか「夫」とか、
しょっちゅう出てくるのに代名詞呼びするのは
なんだかいけてないのでこれからは「ミソ」で。
日本の小学校でこんなあだ名がついたら
いじめかよって感じだけど
この人の場合自分で某旅プロフに使ってたりします。
誤解なきよう。
会うなりミソって本名?」と聞いたの私ですからw

さて、ちょっとばかしバキア通ぶらせていただくと、
この国生ビールが中ジョッキ1ユーロ強(~150円)非常に安いので、週末に格安航空券(片道3千円程度)で
飲みに来るイギリス人
の素行が悪いので有名w
地味にワイン生産地でもあり、
10月は”vinobranie”(ワイン祭)とクルミ採集の季節。

スロバキア人男子は、季節に合わせて林や森に
「ハーブ採集」「キノコ狩り」に出かけ、
湖や池を見つけたら裸で飛び込む!
そうやってなんだか野性を残しているとこがイイ。
今回の里帰りでも、私が合流してすぐにクルミ狩りのお誘いw

ミソの実家は首都からバスで3時間の小さな村にありまして。
家に木を植えてる人もいれば、
そうでなくてもクルミはそこらじゅうに野生してるので
クルミ「狩り」といっても、
村を出て広がる草原(畑だけど)を5分歩いた林で十分!
どれがクルミかわかるかな?なわけないってw















どこに行くにも家だらけで街と街の境界がない日本と違い、
ヨーロッパ、っていうか少なくとも東欧のこの辺では
街を出るとなんにもないんだよね。家も街灯もない。
ただただ、道路と畑が続くだけ。

どうやって探すんだって感じだけど、
ミソはさすが地元育ち、クルミの木の場所は憶えてるし
多少近づけばどの木かわかるらしい

「あの木がいい」とミソ。ついていくだけの私。
近づくと、確かにクルミが地面に転がっている。
この皮みたいなのにくるまれるのが本来の姿。















もちろんこれだけじゃわざわざ集めに来た意味がないので、

 1.長い木の棒で下から枝をつついて落とす
 2.木に登って枝をゆらして落とす

カメラ・電子機器というオタク趣味以外にも
ロッククライミングを嗜むミソはもち、2番。
1番は年取った人がするんだってさ。(あとおばちゃんとか)

これ簡単そうなんだけど、採集中にいきなり
「野生イノシシが近い!木に登って!」
(私には全然聞こえないしイノシシが危ないとかピンとこない)
登ろうとしてみたら私には無理と判明(;_;)
「年寄り・おばちゃん」カテゴリ認定!

まー1人が登れれば用は足りるし。

ミソが揺らし、私が集める。うん、完璧。 
落ちてくるのはあまり捉えられなかったけど
ボトボト音は聞こえるっしょ。
そーやって30分もするとリュックがいっぱいに!

落ちたばかりのクルミって味が違うって知ってた?
みずみずしくて甘くて、くせになるよー

採ったら日干しにして乾かさないとすぐカビが生えちゃうので
残念ながら日本にこの味を持って帰れないけど。
10月のスロバキアに来たらこれは地味におすすめ!
夏なら新鮮な羊乳のサワーミルク“zincica”や
チーズ“bryndza”が美味しく、
国随一のタトラ山が「山開き」する6月後半もいい。

義母=ミソ母も先週友達とクルミ採集してきたそうで、
実家のダイニングキッチンがクルミだらけに。













これを乾かす→殻を割って中身を取り出す→保存する
スロバキアの家庭ではこんなことを毎年してるとかしてないとか。
生まれてからほぼずっと首都圏で過ごした私にはツボ!

夜は一人が殻を割り→あとの人が中身を取り出す
これまた共同作業が家族団らんなのだなー
今日の収穫、ミソ母とミソが持てるだけ日本に持ち帰りなさいと。
本当は大量に輸送したいところ、荷物に空きがないので(;_;)
ミソと採集してきたやつを少しだけいただいていきます。
また来年これを狙って来るさ!

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