Sunday 17 January 2016

シャンプーを使わない髪健康法

アンパンマンの宿敵といえばバイキンマン。

外から帰って来たら、手を洗って菌を落とす。

殺菌成分入りのハンドソープ、
風邪の季節には消毒液が大流行り。

「バイ菌つけた」「逃げろ!」
子供たちにも深く染み込んでいる「菌=悪」という観念。

でも、実は私たちは無数の菌に囲まれ
戦っている菌もあれば仲良くしている菌もあるのだ
ということを意外と意識していない。

界面活性剤の皮膚への悪影響は
何となく知っていたつもりが、
『傷はぜったい消毒するな』を読んでストンと腑に落ちた。

ゴシゴシ洗えば洗うほど、
保湿ローションで潤おそうとすればするほど、
私たちの肌を守っている皮膚常在菌が住みにくくなり、
乾燥や皮膚疾患の元になるという。
乾燥肌を保湿しても治らない、
どんなに洗ってもふけが出るのはそういうことなのだと。
さらに、髪や頭皮についているだいたいの汚れは
お湯で流せば落ちるそうだ。

前々からパラベンやシリコン入りのシャンプーは
避けていたけど、界面活性剤自体が
皮膚常在菌の居心地を悪くしてしまうとなると、
使えるシャンプー剤がすごく限られてくる。
特に日本の普通のドラッグストアでの選択肢は
すごく狭くなり、今回の日本滞在中、困っ

いや、実はそんなに困らなかった。

ヨーロッパをぶらぶらしていた時に会うようになったのが
頭を全く洗わないと自浄作用が働いて
髪が汚れなくなるという説を実行している
いわゆるヒッピー系の人たち。

実はそもそもここ1年ほど、頭を洗うのは
週に1回程度になっていた。
洗髪の間を徐々にあけていったら、自然とそうなった。
だから日本に3週間いれば3回でいいことになる。
1月は温泉に何度か行って、洗髪回数は増えたものの、
備え付けのシャンプーでは洗う気になれないので
お湯ですすぐだけで1週間を過ごした。

私は自分で言うのもなんだけどなかなかの乾燥体質だ。
冬は手足に粉が吹くのが普通、
空気が乾燥してお腹とかが痒くなる。
髪は細くて少なくて、リンスしてもオイルなど
アウトバストリートメントをしないと
パサパサになってしまう。

それが、お湯だけで流していたら、
なんと、髪がしっとりツヤツヤになっている。
頭皮近くの髪は微妙にまとまりすぎている感もするけど
もし界面活性剤で流れてしまった油を補うために
もっと皮脂が出てバランスが崩れているのだとしたら
時間が経つともっと改善するのかもしれない。

実は石鹸も手のひらとお尻程度で
あまりお腹や腕には使ってない。
でも臭くないし、汚れてるわけでもないし。
時々皮膚をブラッシングすることで余計なものは落ちるし。

ボディシャンプーとか、シャンプーリンストリートメントとか
ハンドソープとか、はっきり言って…要らなくない?

浮いたお金で、天日干しの塩など良質の調味料に変える。
無農薬・自然農法の野菜や米を。
放し飼い鶏の卵を。
天然の魚を。
草で育てたお肉を買うのはどうだろう?

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