Thursday 14 January 2016

シェアハウス 同居人探しのコツ

誰かの家に居候する形はやめて、ミソと二人で家を借りてから1年が経った。

日本円で20万以上の家賃だけど、家と同じ面積の庭、グリーンハウス、温室などと広々使えるのでシェアメイトを入れれば、価格に十分見合った価値のある、綺麗な家。

大寝室2、小部屋1の1LDKなので、余ったダブルルームにもう一人入ってもらっている。部屋はこんな感じ。


今まで、短期の学生などが入ることが多かったけど、今度はやっと久しぶりに社会人、しかも日本人が入ってくれることになった。

募集広告を出したり、部屋探しをしたことがあるのは、以下のサイト。

日本語
  • アプログ イギリス掲示板 https://bbs.ablogg.jp/gbr/thread/rent/
  • Mix-B 住まい・住居板 http://www.mixb.jp/uk/acm/acm_list_f.php

英語
  • Spareroom http://www.spareroom.co.uk/
  • Gumtree Oxford https://www.gumtree.com/oxford
  • Dailyinfo (Oxfordのみ) http://www.dailyinfo.co.uk/

お部屋探し専門のSpareroom以外はどれも広告掲示板サイト。
学生も労働者も出入りの激しいオックスフォードは地価が高くて物件も入れ替わりが早い。年間通じて物件はあるし、入居者の問い合わせも絶えない。

入居の形としては、大雑把に:
  1. 不動産屋(letting agencies)を通したもの
  2. 個人の持ち家を仲介なしで借りるもの
  3. テナントまたは大家本人が住んでいる住居の一部に下宿人(lodger)として入るもの
私たちは1.を選んで、表面上はシェアメイト、実質下宿人を入れて
3人でシェアすることで高〜い家賃を浮かすことにした。

今までに受け入れた人を見つけた先を書き出してみると…(2017年更新)
  • 元のシェアメイト(知り合い) 1人 
  • Spareroom 1人
  • Gumtree 1人 
  • イギリス掲示板 1人
長期の人はその間入れ替わりがなくて募集とかしなくていいのが楽だが、合わない時に追い出しにくい。
短期の人は荷物が少ない、収納に気を使わなくていい、割り切っている人が大奥、後腐れない。

シェアメイト募集はほんとーに大変。募集を始めてから数十件の問い合わせを振り分け、その中から内見(viewing)に呼ぶ人を決めて、現地にいなければSkypeで顔合わせをしたりする。効率良くやらないと時間の浪費になる。

まずは自分たちに合った人に興味を持ってもらうのが一番、なので広告はいい写真を取ってちゃんと推敲します。自然とヘビーに利用してたSpareroomの広告はこんなの:


今回の募集で話した人数は過去最大だったのではというくらい、憶えているだけで13名。とにかく、いろんな状況の人がいる。

オックスフォードで仕事や勉強するために移住してくる人が大部分、それから今の家が不満な人や、大家が家を売るので出ていかなければならなくなった人。

何件も見て決まらず探し疲れている人、これからたくさん見て決めたい人。

職場が近いことが条件の人、シェアメイトと趣味が合うこと優先の人。

引っ越し自体を迷っている人も。

こっちがいいなと思っても、あっちはまだ探したいとか入居日が遠いなど都合が合わず、逆に入居を希望しても私たちの方では微妙な場合も何度もあった。立派な就職面接である。

たくさん失敗してきた中で、自分の反省点をまとめ=今後同様の募集をする人・また応募する側にも役立つかもしれないコツを紹介しよう。

  1. 譲れないポイント、理解が必要なことは広告に明記または内見前のメールでやりとりして確認しておく(場所、契約形態など。)実際に内見に来てから、思ったより遠かったと言われたり、面接した後に入居希望→まあいいかなと受け入れ、さて敷金(deposit)と契約書の話になった時、大家との契約に名前が載らないのがNGになったり。私たちはカップルなので、法律上は1物件内の2世帯同居は問題ない。でも、公式契約書がないと確かに何かあった時に保証がないので嫌がる人もいる。逆に契約書に名前を載せたくない人もいるので、契約形態ははっきり理解した上で内見してもらうこと。
  2. 自分ストーリーはほどほどに語る。自分側の条件ばかり話さないこと
    こっちのことを全く話さないと打ち解けないし、だからと言って自分たちの話ばかりでは相手のことがわからない。実生活で問題を起こさないかどうかを見定めるには相手から話を適度に引き出して人となりを知ることが大切。
  3. 身の回りのきれい好き度とかは話を聞くとわかることが多い応募する人は当然十中八九「きれい好きです」「掃除・片付けきちんとします」と自己申告する→まったく当てにならない。実際生活してみて基準が合わないことも結構ある。だからと言って、「これやるよね?」と聞くのは意味がない。どうしても入居したい人はイエスとしか言わないから。
    洗濯や料理の頻度、片付けをちゃんとするかなど、自分たちに取って大事なことの確認し方はズバリ「今までのシェアで困ったことは何か」「掃除をどうやって分担してきたか」をじっくり聞くことが一番だと思う。
  4. シェア経験者を選んだ方が無難一度、シェア歴ゼロで親同居か一人暮らしの経験しかないという学生を受け入れた。「一人暮らしの時はこうだった」「私の国では/母はこうしてる」と主張が強くて、あまりこちらの都合や環境に溶けこむことに興味がないようで苦戦。台所シンクに汚い食器を置きっぱなしにしない、乾いた皿は片付ける、など経験者には常識でも言わないとわからない。わざわざ言うのは嫌なので辟易した。ちなみに医学生で28歳だったので歳の問題じゃないw
  5. 話すことのチェックリストを作り、内見は30分〜意気投合しても長くて1時間
    適当に流れで喋っていると、とんでもなく長引くことがある。
  6. どうでもいい家についての詳細は省略する単に私とミソが細かいからなのかもしれないけど、あまりたドーデモイイ詳細を与えるのは相手も興味ないし時間の無駄。
  7. いいと思った人(物件)に対しては、いつまでに決めたい、決めてほしいという希望を言う、相手の予定はっきり聞く
  8. (特に入居者側には大事なのが)即決できる時はできるだけ即決する
    受け入れ側なら相手が何件くらい見てきて、今後何件見る予定があるのか、入居したい側なら何人面接してきて今後何件入っているのかなど。自分が家探してた時に、内覧に遅れそうだったので連絡したら「もう決まっちゃいました」とか、問い合わせ時点でもう決まってたりとかはザラだった…
日本でも最近流行ってきてるらしいシェアハウスだけど、とりあえず入居する人を探す時はこんなところを押さえておけば失敗しにくいんではないかなーと思ったわけでした。

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