Sunday 16 November 2014

地球に優しくオーガニック、しかも安い!生き方

いきなりだけど、生き方の選択の話をしてみる。
私とミソは、地球をなるべく汚さない、
low carbon footprint 志向の生活を心がけている(つもり)。
大気汚染をしない、燃料を余計に消費しないように、
車より公共交通や自転車を使う、カープール、ヒッチハイクする(笑)
地球を半周して空輸燃料浪費した商品よりも、地元で生産されたものを選ぶ。
マクロビが提唱する「身土不二」旬のもの、
住んでいる環境に合ったもの食べて心と体のバランスを追求する
という生き方にもかなっている。

locavore (n)
carnivore肉食獣herbivore草食動物などの言葉についている
suffix(末尾語)の-vore(~食動物)を地元という意味のlocalに組み合わせた合成語。

A locavore is a person interested in eating food that is locally produced, not moved long distances to market. One common - but not universal - definition of "local" food is food grown within 100 miles of its point of purchase or consumption. (Wikipedia参照)

訳:長い距離を移動してきた食品より、地元産のものを食べる人のこと(「地元」の定義は生産地から消費地まで100マイル=160km以内)

言葉が検索された結果のアーカイブから使用頻度がわかるGoogle Trendを見ると、
「locavore」という言葉はもともとなかったものが、
2007年頃に誰かが使い始めたようで、環境を気にするトレンドなのかも。


つまりlocavoreとは、地産地消志向の人のこと。
変にこだわりが強い私みたいなのを指すんで、個人的には
地産地消厨」て言葉が合ってるんじゃないかと思うのだ(笑)。
さらにうちらは割りと徹底したorganivore、オーガニック志向ていうか
オーガニック厨でもあるw
あ~こういう人たちって面倒くさいんだよね〜とかと言わずにまあ続けて読んでくれ。

localかorganicか、この2つは必ずしも相容れないことがあって、
スーパーやデパートで食材を見つけたとき 、
せっかくオーガニックなのに、ケニヤとかアルゼンチンとかから来てたりするわけ。

どうしてもそれが必要ならしょうがないけど、選択できるなら国内産を選びたいし。
オーガニックで輸入モノか、農薬使ってる地元モノか。
これは割と私たちみたいな人には永遠のジレンマなんだけど、
まああんまりこだわりすぎずにその時に合わせてゆるーく。
地元モノも、有機モノも、地元&有機ならなおいい。
どっちにしても、そうでないものよりもぜひ優先して欲しいと思う。

あなたが買う⇒需要が増える
⇒需要にあわせてお店がもっと置くようになる
⇒生産が増え、値段は下がり、輸入も減る
⇒結果として資源消費も大気汚染が減る。


オーガニックものも同様。需要が増えれば、
農家がどんどん切り替えてくれるだろうと。


これと密接につながる概念が、
sustainability (n)
地球を永続的に人間が住める環境としてキープしようという考え。
環境問題をリアルに感じつつも、結局いち個人には何もできないと思って
結局何もしない人多いと思う。
責めはしない。自分にも何かできるってことを知らないだけ。
でも消費者が消費しないとビジネスが成り立たないんですよ。
たとえば、国産牛は安心・おいしいけど高いし限られてる。
輸入牛は安いけど。国産を増やしたいと思ったら、
消費者がもっと買えばいい。買って需要が増えれば、国内生産者が増える。
動物がハッピーになる育てかたをしてる業者から買う。

私たち一人ひとりができることは小さいけど
消費者の集まりになれば大きな力になります。
消費者一人ひとりとしての力を意識して、選択の力を使いませんか?

自分の子供たちや子孫が健康に住める地球を残そうよ。
未来の世代が今の私たちのように便利に暮らせる資源を残そうよ。
毎日の一つひとつの小さな選択で簡単に行動ができるんです。
面倒くさいって、それは最初だけ!約束する!
なにごともいったん始めたらあとは体が勝手に動くし。
日々の習慣に勝手に入っていく。

そんなlocavore&organivore風の生活が自然になってきた
私とミソの選択をご紹介。

1.Veggie Box
オクスフォードでも、スーパーで手に入る無農薬野菜の種類は
限られているけど、その代わり地元で意識の高い人は
veggie box(宅配野菜)を使ってる。日本では「らでぃっしゅぼーや」とか。

オクスフォードだけで、何種類か競合もある中、
私たちが選んだのはNorth Aston Organics
宅配だけじゃなく、取りに行くこともできるので昼間働いてる人には便利なのだ。


毎週一回Collection Point(集配地点)に配達されているのを取りに行く。
 十数個の箱のなかから自分の名前を探し
あったー。
箱に名前が貼ってあるのです
野菜だけ取って箱を返せば50p(90円くらい)割引になり、
月頭に前の月いくら使ったか請求がくるので、代金を銀行振り込み。
ミソと2人分の食事としては、野菜はこれでまあまあ足りてる感じです。

  • スーパーや店を渡り歩いて有機野菜を探さないで済む
  • 毎週違う内容なのでサプライズが楽しいこと
  • 欲しくない野菜は除外してくれる
いつも特定の野菜が欲しいわけじゃないし。
届いた野菜を使って献立を考えるのも楽しいよ。

 2.(Organic) Food Co-op
一言でいうと、卸売食品を個人で大量購入して、仲間=顧客同士で消費する仕組み。
主催の人が購入手続きを全部やってくれる。たぶん利益とってない。
私たち顧客は、毎月定額の資金を入金して
その月の好きなときに「買い物」に行って商品を持ち帰るだけ。

主催者とたまたま知り合って、食品リストが
うちらの買うものとかぶってるので参加を決めました。
玄米、パン粉、ピーナッツバター、クスクス、
ナッツ類、ドライフルーツ・豆類や食用油を主に買っています。
ほぼすべてオーガニック。

どれだけ安いか価格比較をしてみると・・・

玄米 :
健康系食品店Holland & Berettではイタリア産500g £1.75
近くのアジア系食品店ではアメリカ産1kg £3.25
の玄米(しかも有機じゃない)に対し、
このCo-opではイタリア産だけどオーガニックで1kg £1.6
半額以下。
1kg 300円くらい、日本よりかなり安い。

オーガニックスパゲッティ:
普通は500gで£2.00くらいするのが、ここでは、1kg £1.45

自分が支払った価格ちょうどを使い切らなければ翌月に持ち越し、
使いすぎた分も翌月に持ち越すので、損にはならない。
  • オーガニック商品が安く手に入る
  • スーパーなどの仲介を飛ばせる
  • こういう活動している人をサポートできる
このCo-opとOrganic veggie box(週£9.5)のおかげで
個人の外食を除く月の食費が平均£150程度。
日本円だと2~3万円だけどこっちの感覚では1万5千円って感じで、
これが夫婦2人分、たくさんお金を使わずに有機食品が食べられて大満足。

ぜひ、大量消費ではない、スーパーに頼らない食生活をしてみてください。

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